はじめに
糖尿病の患者さんに、食事や運動、薬、血糖測定などの自己管理を指導する専門職の資格が「日本糖尿病療養指導士(CDEJ)」です。この記事では、日本糖尿病療養指導士の内容や受験資格、講習と試験の流れを、認定機構の公式サイトで公開されている情報をもとに整理しました。

日本糖尿病療養指導士とはどんな資格か
日本糖尿病療養指導士は、糖尿病とその療養指導に関する幅広い知識を持ち、患者さんが自分で療養を続けられるよう支援できる医療職であることを示す資格です。一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構が認定しています。英語の頭文字から「CDEJ」とも呼ばれます。
なお、地域ごとに認定される「地域糖尿病療養指導士(LCDE)」という別の資格もあります。この記事では全国共通の日本糖尿病療養指導士について紹介します。
受験資格
受験できるのは、次のいずれかの資格を持つ方です。
- 看護師
- 管理栄養士
- 薬剤師
- 臨床検査技師
- 理学療法士
あわせて、受験年度の6月30日時点で、過去10年以内に通算2年以上、糖尿病患者さんの療養指導業務に従事し、通算1,000時間以上の療養指導を行っていること、自分で担当した症例(自験例)が10例以上あることなどが求められます。作業療法士や介護職は対象外なので注意してください。
講習と認定試験の流れ
受験するには、まず認定機構が開催する受験者用講習(eラーニング)を修了する必要があります。2026年度(第27回)の主なスケジュールは次のとおりです。
- 受験者用講習:申込期間は2026年6月1日〜9月30日、受講期間は10月1日〜11月25日
- 認定試験:申込期間は10月1日〜10月31日、試験は2027年1月28日〜2月28日のうち任意の1日
講習の修了証は原則として取得した年度に使うものですが、その年度に受験しない場合は次の年度まで使えると案内されています。最新の日程や費用は、必ず認定機構の公式サイトで確認してください。
試験対策の進め方
試験では、糖尿病の病態や検査、食事療法・運動療法・薬物療法、合併症、療養指導の進め方など、職種をまたいだ幅広い知識が問われます。管理栄養士なら薬物療法、薬剤師なら食事・運動療法など、自分の専門外の分野が弱点になりやすいため、公式のガイドブックを軸に、分野別の予想問題集で苦手分野を重点的に対策するのがおすすめです。
この資格を活かせる職場・活躍の場
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)の資格や知識を活かせる主な職場・活躍の場は、次のとおりです。

- 病院・クリニックの糖尿病外来・病棟
- 糖尿病教室など患者さん向けの療養指導の場
- 調剤薬局
気になる点・注意しておきたいこと
良い面だけでなく、申し込む前に知っておきたい点も整理しておきます。
- 作業療法士や介護職は受験資格の対象外です。
- 過去10年以内に通算2年以上・1,000時間以上の療養指導経験と、自験例10例以上が必要で、準備に時間がかかります。
- 受験者用講習(eラーニング)の修了が前提なので、試験前のスケジュール管理が重要です。
こんな人には向いていないかもしれません:糖尿病の療養指導に日常的に関わっていない方には、ハードルが高い資格です。
どんな人におすすめか
- 糖尿病外来や病棟で療養指導に関わる看護師
- 栄養指導を担当している管理栄養士
- 服薬指導で糖尿病の患者さんと関わる薬剤師
- 運動療法に関わる理学療法士や、検査を担当する臨床検査技師
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まとめ
日本糖尿病療養指導士は、看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士が、糖尿病の療養指導の実務経験を積んだうえで目指せる専門資格です。受験者用講習の修了と認定試験の合格が必要で、講習の申込期間も決まっています。受験を考えている方は、まず認定機構の公式サイトで受験資格とスケジュールを確認しておきましょう。
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