愛犬や愛猫のブラッシングや爪切り、耳掃除といった日常のお手入れを「もっと正しくやってあげたい」と感じたことはないでしょうか。プロのトリマーに任せるほどではないけれど、自宅でのケアの質を上げたい——そんな飼い主さん向けに用意されているのが「ペットトリミングアドバイザー」という資格です。
今回はこの資格の内容や取得方法について調べてみました。

ペットトリミングアドバイザーとはどんな資格か
ペットトリミングアドバイザーは、日本生活環境支援協会が認定する民間資格です。諒設計アーキテクトラーニングの通信講座では、これとあわせて日本インストラクター技術協会認定の「トリマー開業インストラクター」も同時に取得できるW資格構成になっています。
プロのトリマーを目指す資格というよりは、家庭で飼っているペットのお手入れを正しい知識にもとづいて行えるようになることを目的とした内容です。学習テキストと練習問題、模擬試験、添削課題(5回分)で構成されており、1日30分程度の学習を想定した通信講座になっています。
受講期間・料金
- 基本講座:6ヶ月(最短2ヶ月)/59,800円
- スペシャル講座(紙教材):6ヶ月(最短2ヶ月)/79,800円
- スペシャル講座(オンライン):6ヶ月(最短1ヶ月)/79,800円
紙教材とオンライン教材が選べる点や、オンライン版のほうが最短期間が短く設定されている点は、同じ諒設計アーキテクトラーニングの他のペット系講座と共通しています。
試験内容・資格取得までの流れ
試験は在宅受験が可能です。講座タイプによって仕組みが異なるので、正直に書いておきます。

基本講座の場合、学習後にペットトリミングアドバイザーとトリマー開業インストラクターそれぞれの検定試験を受験します。受験料は各10,000円(税込)で、2資格分が必要です。合格基準は70%以上の正答率です。
スペシャル講座の場合は、添削課題5回と卒業課題をクリアすれば試験そのものが免除され、講座を卒業すると同時に資格認定される仕組みです。受験料は講座費用に含まれているため、追加の出費なく2資格を取得できます。
この資格を活かせる職場・活躍の場
ペットトリミングアドバイザーの資格や知識を活かせる主な職場・活躍の場は、次のとおりです。

- トリミングサロン(アシスタントなど)
- ペットショップ
- ペットホテル
- 動物病院
気になる点・注意しておきたいこと
良い面だけでなく、申し込む前に知っておきたい点も整理しておきます。
- 民間スクールが認定する民間資格なので、取得しても「この資格がないとできない仕事」が増えるわけではありません。
- 受講料は基本講座59,800円・スペシャル講座79,800円で、本やネットで独学するのに比べると費用はかかります。
- スペシャル講座は課題提出で試験が免除されるため取りやすい反面、仕事で専門性を証明する資格としての重みは限定的です。
- プロのトリマーとして働く場合は、トリミングスクールで実技を身につけるのが一般的で、この資格だけでは十分とはいえません。
こんな人には向いていないかもしれません:トリマーとして就職したい方には、実技中心のスクールの方が向いています。
どんな人におすすめか
愛犬・愛猫のブラッシングや爪切り、耳・目の周りのお手入れを自己流ではなく正しい知識で行いたい人には合っていそうです。また、トリミングサロンに頼らず家庭でできるケアの幅を広げたい人、将来的に自宅やカルチャースクールでの講師活動に関心がある人にも向いていると思います。
逆に、プロのトリマーとして就職・開業することを目的にしている場合は、この講座だけでは目的に合わない可能性があります。あくまで「日常のお手入れに役立つ知識を体系的に学ぶための民間資格」という位置づけで検討するのがよさそうです。
ペットトリミングアドバイザーについて、もっと詳しく知りたい方へ
ペットトリミングアドバイザー講座を見るまとめ
ペットトリミングアドバイザーは、プロのトリマーになるための資格というより、愛犬・愛猫の日常のお手入れを正しい知識で行えるようになりたい飼い主さんにとって、選択肢のひとつになる民間資格です。試験免除で資格取得できるコースがある一方、基本講座では別途試験が必要になるなど、講座タイプによって仕組みが異なる点は事前に確認しておくと安心です。
![]()
あわせて読みたい:犬猫介護アドバイザーとは?シニア期の愛犬・愛猫に備える資格を調べてみた、ドッグトレーニングアドバイザーとは?愛犬のしつけを体系的に学べる資格を調べてみた


コメント