介護や医療の現場では、言葉でうまく気持ちを伝えられない利用者さんや患者さんと接する場面がよくあります。表情やしぐさから気持ちを読み取る力は、毎日のケアに直結するスキルです。この記事では、人の行動やしぐさから心理を読み解く「行動心理カウンセラー®」について、公式サイトの情報をもとに資格の内容や費用、取り方をまとめました。

行動心理カウンセラーとはどんな資格か
行動心理カウンセラー®は、人の行動やしぐさ、言葉の使い方、無意識の反応などから心理状態を読み取り、人間関係やコミュニケーションに活かすための知識を学べる民間資格です。諒設計アーキテクトラーニングの講座では、次の2つの資格を同時に目指せます。
- 行動心理カウンセラー®(日本メディカル心理セラピー協会)
- 行動主義心理アドバイザー®(日本インストラクター技術協会)
講座の種類と費用
諒設計アーキテクトラーニングの「行動心理カウンセラー®W資格取得講座」は、資格試験を自宅で受ける「基本講座」と、課題の提出で試験が免除される「スペシャル講座」から選べます(2026年10月時点の公式サイトの情報)。
| 講座 | 受講料(税込) | 受講期間 | 試験 |
|---|---|---|---|
| 基本講座 | 59,800円 | 標準6ヶ月(最短2ヶ月) | 別途受験(在宅・受験料は各資格10,000円) |
| スペシャル講座 | 79,800円 | 標準6ヶ月(最短2ヶ月) | 全課題と卒業課題の提出で試験免除 |
| スペシャル講座(オンライン) | 79,800円 | 標準6ヶ月(最短1ヶ月) | 全課題と卒業課題の提出で試験免除 |
学べる内容と試験の仕組み
公式サイトでは、行動やしぐさ、言葉の使い方などから心理を読み取る方法に加えて、次のような心理現象も学習内容として紹介されています。

- 吊り橋効果
- プラシーボ効果
- アンカリング効果
- 行動やしぐさに表れる無意識の反応
試験は在宅で受験でき、正答率70%以上で合格とされています。スペシャル講座では、すべての添削課題と卒業課題をクリアすると試験が免除され、資格が認定されます。公式サイトでは受講生の92%が初学者とされており、心理学の予備知識がなくても始められる講座です。
介護・医療の仕事とのつながり
認知症のある方や、病気・障害で言葉によるやりとりが難しい方のケアでは、表情や行動の変化から気持ちを推し量る場面が多くあります。行動心理の基礎を知っておくと、利用者さんの小さなサインに気づくヒントになります。また、職場の同僚やご家族とのコミュニケーションを見直すきっかけにもなります。
気になる点・注意しておきたいこと
良い面だけでなく、申し込む前に知っておきたい点も整理しておきます。
- 民間団体が認定する民間資格なので、国家資格の「公認心理師」とはまったく別物です。取得しても、心理職として病院などに就職できる資格ではありません。
- 受講料は59,800円〜79,800円で、本やネットで独学するのに比べると費用がかかります。基本講座で2つの資格を両方受ける場合は、受験料が各10,000円かかります。
- スペシャル講座は課題提出で試験が免除されるため取りやすい反面、仕事で専門性を証明する資格としての重みは限定的です。
こんな人には向いていないかもしれません:認知症の症状や行動の変化について医学的な判断が必要な場合は、資格の知識だけで判断せず、医師や専門職と連携することが大切です。
どんな人におすすめか
- 言葉以外のサインから気持ちを読み取る力を高めたい介護・医療職の方
- 職場やご家族とのコミュニケーションを改善したい方
- 心理学を身近なテーマから学び始めたい方
まとめ
行動心理カウンセラー®は、人の行動やしぐさから心理を読み解く方法を通信講座で学べる民間資格です。国家資格ではありませんが、言葉以外のサインに気づく力は、介護や医療のコミュニケーションにも役立ちます。費用や受講期間を確認したうえで、検討してみてください。
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