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福祉心理カウンセラーとは?国家資格?費用と取り方を作業療法士が解説

介護施設の相談室で相談員が高齢の女性の話を聞くイラスト(福祉心理カウンセラー) 介護・福祉資格
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はじめに

介護や福祉の現場では、利用者さんや家族の気持ちに寄り添うコミュニケーションが欠かせません。心理学の知識を福祉の場面に活かすことを目的とした資格が「福祉心理カウンセラー」です。

杖に添えられた高齢の方の手
写真:Alexas_Fotos/Unsplash

この記事では、福祉心理カウンセラーと、同時に取得を目指せる「福祉心理アドバイザー」について、講座の内容や費用、試験の仕組みを公式サイトの情報をもとに整理しました。

先に公式情報を確認したい方へ
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福祉心理カウンセラーとはどんな資格か

福祉心理カウンセラーは日本メディカル心理セラピー協会、福祉心理アドバイザーは日本インストラクター技術協会が認定する民間資格です。高齢者や障がいのある方、その家族の心理を理解し、福祉の現場でのコミュニケーションに活かすための知識を学びます。

公認心理師や臨床心理士のような国家資格・専門資格とは異なり、心理療法を行えるようになる資格ではありません。日々の支援や声かけに心理学の視点を取り入れたい方向けの資格と考えておくとよいでしょう。

講座の種類と費用

通信講座「諒設計アーキテクトラーニング」で、次の2つのコースから選べます。

  • 基本講座:59,800円、受講期間6ヶ月(最短2ヶ月)。講座修了後、各資格の試験を自分で受験
  • スペシャル講座:79,800円、受講期間6ヶ月(オンラインは最短1ヶ月)。添削課題と卒業課題をクリアすると試験が免除され、2つの資格がそろって認定

試験の仕組み

基本講座を選んだ場合は、それぞれの資格試験を在宅で受験します。受験料は各10,000円(税込)で、正答率70%以上で合格です。スペシャル講座なら、添削課題5回と卒業課題の提出で試験が免除されます。

この資格を活かせる職場・活躍の場

福祉心理カウンセラーの資格や知識を活かせる主な職場・活躍の場は、次のとおりです。

福祉心理カウンセラーを活かせる職場:特別養護老人ホームなどの介護施設、障害者支援施設、病院、福祉の相談窓口
  • 特別養護老人ホームなどの介護施設
  • 障害者支援施設
  • 病院
  • 福祉の相談窓口

精神科で働いた作業療法士として感じること

運営者は作業療法士として、精神科の病棟でも働いてきました。関わった患者さんは統合失調症の方が多く、高齢化にともなって、認知症や脳血管障害(脳梗塞など)を併せ持つ方も少なくありませんでした。

心と体の「距離感」は人それぞれ

現場でいちばん意識していたのは、心の距離感も体の距離感も、人によってまったく違うということです。近くで目線を合わせて話すと安心する方もいれば、正面に立たれるだけで緊張してしまう方もいます。話すスピードや言葉の選び方、立つ位置まで、患者さん一人ひとりに合わせて変えていました。

福祉心理カウンセラーの講座で学ぶ「相手の心理を理解する」という内容は、こうした日々の関わり方の土台になる部分だと感じます。

知識はそのまま使えないが、見方を広げてくれる

正直に言うと、心理学の本や講座で学んだことが、そのまま臨床で使えるわけではありません。目の前の人は、教科書どおりには反応しないからです。

それでも、知識があると、相手の様子を一歩引いて客観的に見られるようになります。「この反応には、こういう背景があるのかもしれない」と仮説を立て、関わり方を試して、その結果を評価する。その手がかりになるのが心理の知識でした。

福祉心理カウンセラーも、資格を取れば相談の場で何でもできるようになる、というものではありません。ただ、介護・福祉の仕事で人と向き合うときの「見方の引き出し」を増やす資格としては、意味があると考えています。

気になる点・注意しておきたいこと

良い面だけでなく、申し込む前に知っておきたい点も整理しておきます。

  • 民間団体が認定する民間資格なので、取得しても「この資格がないとできない仕事」が増えるわけではありません。
  • 受講料は基本講座59,800円・スペシャル講座79,800円で、本やネットで独学するのに比べると費用はかかります。
  • スペシャル講座は課題提出で試験が免除されるため取りやすい反面、仕事で専門性を証明する資格としての重みは限定的です。
  • 心理の専門職として働きたい場合、国家資格の「公認心理師」とはまったく別物である点に注意が必要です。

こんな人には向いていないかもしれません:カウンセラーとして就職・独立したい方は、公認心理師など国家資格のルートも確認しておきましょう。

どんな人におすすめか

  • 介護・福祉の仕事で、利用者さんとの関わり方に悩むことがある方
  • 家族の介護をしていて、気持ちの支え方を学びたい方
  • 相談対応の場面が多いケアマネジャーや生活相談員
  • 心理学に興味があり、福祉分野に活かしたい方

福祉心理カウンセラーについて詳しく知りたい方へ

福祉心理カウンセラーがおすすめな人:介護・福祉の仕事で、利用者さんとの関わり方に悩むことがある方、家族の介護をしていて、気持ちの支え方を学びたい方、相談対応の場面が多いケアマネジャーや生活相談員、心理学に興味があり、福祉分野に活かしたい方
福祉心理カウンセラー講座の詳細を見る

まとめ

福祉心理カウンセラーは、心理学の知識を介護・福祉の現場に活かすための民間資格です。スペシャル講座なら試験免除で2つの資格を目指せます。利用者さんや家族とのコミュニケーションを見直したい方は、学びのきっかけとして検討してみてはいかがでしょうか。

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