はじめに
かむ力や飲み込む力が弱くなった方の食事づくりは、介護の現場でも家庭でも悩みの多いテーマです。介護食の知識を通信講座で体系的に学べる資格が「介護食マイスター®」です。

この記事では、介護食マイスター®と、同時に取得を目指せる「介護食作りインストラクター®」について、講座の内容や費用、試験の仕組みを公式サイトの情報をもとに整理しました。
介護食マイスター®とはどんな資格か
介護食マイスター®は日本安全食料料理協会、介護食作りインストラクター®は日本インストラクター技術協会が認定する民間資格です。介護が必要な方の状態に合わせた食事の考え方や、調理の工夫について学んだことを証明します。
国家資格や医療資格ではないため、治療としての食事指導ができるようになる資格ではありません。「家族の食事づくりに役立てたい」「介護の仕事で食事支援の知識を深めたい」という方向けの、知識を身につけるための資格と考えておくとよいでしょう。
講座の種類と費用
通信講座「諒設計アーキテクトラーニング」で、次の2つのコースから選べます。
- 基本講座:59,800円、受講期間6ヶ月(最短2ヶ月)。講座修了後、各資格の試験を自分で受験
- スペシャル講座:79,800円、受講期間6ヶ月(オンラインは最短1ヶ月)。添削課題と卒業課題をクリアすると試験が免除され、2つの資格がそろって認定
試験の仕組み
基本講座を選んだ場合は、それぞれの資格試験を在宅で受験します。受験料は各10,000円(税込)で、正答率70%以上で合格です。スペシャル講座なら、添削課題5回と卒業課題の提出で試験が免除されます。
この資格を活かせる職場・活躍の場
介護食マイスターの資格や知識を活かせる主な職場・活躍の場は、次のとおりです。

- 介護施設の厨房・給食サービス会社
- 配食サービス
- 病院の給食部門
- ご家族の在宅介護
気になる点・注意しておきたいこと
良い面だけでなく、申し込む前に知っておきたい点も整理しておきます。
- 民間団体が認定する民間資格なので、取得しても「この資格がないとできない仕事」が増えるわけではありません。
- 受講料は基本講座59,800円・スペシャル講座79,800円で、本やネットで独学するのに比べると費用はかかります。
- スペシャル講座は課題提出で試験が免除されるため取りやすい反面、仕事で専門性を証明する資格としての重みは限定的です。
- 食事の形態は飲み込む力に合わせて決める必要があるため、実際の介護では医師・言語聴覚士・管理栄養士などの指示が優先です。
こんな人には向いていないかもしれません:介護職としてのキャリアアップを目的にしている方は、介護福祉士などの国家資格を先に検討するのがおすすめです。
どんな人におすすめか
- 家族の介護で、食べやすい食事づくりに悩んでいる方
- 介護施設やデイサービスで食事に関わる仕事をしている方
- 調理の仕事をしていて、介護食の知識を広げたい方
- 自宅で学べる介護系の資格を探している方
一方で、病院での栄養指導など専門的な仕事を目指す場合は、管理栄養士などの国家資格が必要になります。目的に合わせて選ぶのがよさそうです。

まとめ
介護食マイスター®は、介護食の基礎知識を通信講座で学べる民間資格です。スペシャル講座なら試験免除で2つの資格を目指せます。家族の介護や仕事で食事づくりに関わる方は、学びのきっかけとして検討してみてはいかがでしょうか。
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