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「医療事務」とひとことで言っても、実は統一された国家資格ではなく、複数の民間団体がそれぞれ試験を実施しています。難易度も合格率30%台の最難関資格から、合格率90%超の入門資格までさまざま。この記事では、代表的な医療事務資格を難易度・合格率で比較しながら深掘りしてみました。

医療事務資格は国家資格ではなく民間資格
医療事務の仕事自体は資格がなくても就くことができますが、レセプト(診療報酬明細書)作成など専門知識が必要な業務を証明するために、民間資格を取得しておくと就職・転職で有利になりやすいと言われています。複数の団体がそれぞれ独自の試験を運営しているため、「どれを取ればいいのか分からない」という声が多いのも医療事務資格の特徴です。
医療事務の仕事内容や、介護事務との違いについては、「医療事務とは?資格の内容と介護事務との違い」で紹介しています。
代表的な医療事務資格と難易度を比較
- 診療報酬請求事務能力認定試験:合格率は約30.4%と医療事務資格の中で最難関。「医療事務資格の最高峰」とも言われ、レセプト点検・作成の専門性を最も高く証明できる
- 医科医療事務管理士技能認定試験:合格率は約50%前後。実務レベルの知識を問う中〜高難度の資格
- 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク):合格率は非公開だが中程度の難易度とされ、幅広い医療機関で認知度が高い
- 医療事務認定実務者試験:合格率60〜80%程度。在宅受験ができる講座が多く、初学者にも取り組みやすい
- 医療事務技能認定試験・医療事務検定試験:合格率85〜90%超と高く、初めて医療事務を学ぶ人向けの入門資格
「まず医療事務がどんな仕事か知りたい」という段階なら合格率の高い入門資格から、「レセプト点検・作成の専門性をしっかり証明したい」なら診療報酬請求事務能力認定試験を、というように目的によって選ぶ資格を変えるのがポイントです。
平均年収・働き方
医療事務の平均年収はおよそ380万円台という調査があります。パート・アルバイトから正社員まで働き方の幅が広く、全国の病院・クリニックに求人があるため、ライフステージに合わせて働きやすい仕事としても人気です。資格情報サイトの人気資格ランキングでも、女性向けの人気資格として上位に挙げられることが多いジャンルです。
介護事務との違い
医療事務が病院・クリニックでの診療報酬請求を扱うのに対し、介護事務は介護施設・事業所での介護報酬請求(介護給付費明細書の作成など)を扱います。仕事の性質は似ていますが、請求する制度(医療保険か介護保険か)が異なるため、扱う書類やルールも別物です。どちらも未経験から始めやすい事務系資格として人気があります。
この資格を活かせる職場・活躍の場
医療事務の資格や知識を活かせる主な職場・活躍の場は、次のとおりです。

- 病院・クリニック
- 歯科医院
- 調剤薬局(調剤事務。詳しくは調剤薬局事務とは?で解説しています)
- 健診センター
気になる点・注意しておきたいこと
良い面だけでなく、申し込む前に知っておきたい点も整理しておきます。
- 医療事務は国家資格ではなく、団体ごとに資格名・難易度・費用がバラバラなので比較に時間がかかります。
- 診療報酬は原則2年ごとに改定されるため、資格取得後も学び続ける必要があります。
- 求人によっては、資格の種類より実務経験を重視されることがあります。
こんな人には向いていないかもしれません:患者さんのケアに直接関わる専門職を目指したい方には、方向性が合わないかもしれません。
どんな人におすすめか
- 未経験から医療機関の事務職に就きたい人
- パート・時短などライフスタイルに合わせて働きたい人
- まずは入門資格で医療事務の基礎を身につけたい人
通信講座で医療事務の資格を目指したい方へ
- 標準学習期間は3ヶ月
- 添削指導は3回
- 試験は在宅で受けられる
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※受講料・コースの内容は変わることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
独学で進めたい方へ
どの資格を受けるか決める前に、医療事務の基礎知識を一問一答で確認しておきたい方向けの1冊です(2026年版)。
まとめ
医療事務資格は一つではなく、難易度も目的も異なる複数の資格から選べます。まずは自分がどのレベルの専門性を証明したいのかを整理した上で、入門資格から始めるか、最難関の診療報酬請求事務能力認定試験を目指すかを決めるとよいでしょう。
あわせて読みたい:医療事務とは?資格の内容と介護事務との違い、介護事務とは?資格の内容とケアマネジャー・介護福祉士との違い
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