はじめに
ドラッグストアや薬局で、かぜ薬や胃腸薬などの一般用医薬品を販売できる資格が「登録販売者」です。学歴や実務経験がなくても受験でき、未経験から医療に近い仕事を目指す人に人気の資格です。
この記事では、登録販売者の仕事内容、試験の内容と合格基準、合格したあとに一人前として働けるまでの流れを、都道府県や厚生労働省の公表資料をもとに整理しました。あわせて、通信講座で勉強する場合の例として、キャリカレの講座の内容も紹介します。
登録販売者とは
登録販売者は、一般用医薬品のうち第2類・第3類医薬品を販売できる専門資格です。都道府県が実施する試験に合格し、勤務先の都道府県で販売従事登録を受けることで、登録販売者として働けます。
| 医薬品の区分 | 例 | 販売できる人 |
|---|---|---|
| 第1類医薬品 | 一部の解熱鎮痛薬・発毛剤など、特に注意が必要なもの | 薬剤師 |
| 第2類医薬品 | かぜ薬・解熱鎮痛薬・胃腸薬の多く | 薬剤師・登録販売者 |
| 第3類医薬品 | ビタミン剤・整腸薬など | 薬剤師・登録販売者 |
一般用医薬品の多くは第2類・第3類にあたるため、ドラッグストアでは登録販売者がいることで、薬剤師がいない時間帯でも多くの医薬品を販売できます。主な職場は、ドラッグストア、薬局、医薬品を扱うコンビニやスーパーなどです。
試験の内容と合格基準
試験は都道府県ごとに年1回行われ、近隣の府県が共同で実施する地域もあります。たとえば滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島は関西広域連合として同じ日に実施しており、令和8年度は8月30日に行われました。受験資格に学歴や実務経験の要件はなく、どの都道府県でも受験できます。
| 試験項目 | 問題数 |
|---|---|
| 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 |
| 人体の働きと医薬品 | 20問 |
| 薬事に関する法規と制度 | 20問 |
| 主な医薬品とその作用 | 40問 |
| 医薬品の適正使用と安全対策 | 20問 |
| 合計 | 120問 |
東京都の場合、合格基準は「総出題数に対する正答率が7割以上(84点以上)」かつ「試験項目ごとの正答率が3割5分以上」です。苦手な項目を極端に作らないことが大切です。
合格率
厚生労働省の資料によると、令和5年度の全国の合格率は43.7%(受験者52,214人、合格者22,814人)でした。東京都の令和6年度は45.8%です。受験資格の制限がないぶん、しっかり準備した人とそうでない人の差が出やすい試験といえます。
合格してから一人前になるまで
登録販売者は、合格してすぐに一人で売り場を任されるわけではありません。過去5年間のうち、実務や業務に従事した期間が通算2年に満たないうちは「研修中」の扱いになり、薬剤師や経験2年以上の登録販売者の管理・指導のもとで働きます。名札にも「登録販売者(研修中)」のように表示されます。
- 1か月に80時間以上働いた月を1か月として数え、通算2年以上で研修中が外れる
- または、月単位で通算2年以上かつ合計1,920時間以上
- 店舗の管理者になれるのも、この2年以上の経験を満たしてから
資格を取る前からドラッグストアなどで働いておくと、合格後に早く一人前になれます。
キャリカレの講座で勉強する場合
通信講座のキャリカレでは「登録販売者 合格指導講座」を開講しています。公式サイトに書かれている内容は次のとおりです(2026年10月時点)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標準学習期間 | 3ヶ月 |
| 添削 | 5回 |
| 教材 | テキスト5冊、過去問題集、用語集、要点集、添削問題、映像講義 |
| サポート期間 | コースにより1年〜1年2ヶ月 |
| 全額返金保証 | あり(条件あり、下記) |
| 合格したら2講座目無料 | あり(条件は公式サイトで確認) |
全額返金保証の条件
不合格だった場合に受講料が返ってくる制度ですが、次のような条件があります。
- 教材到着から1年以内(教材発送日が4月1日〜12月31日の場合は翌年12月31日まで)に実施される試験が対象で、保証は1回のみ
- サポート期間内にすべての添削を終え、最後の提出は試験日の20日前までに行う
- 添削問題の平均得点率が70%以上
- 試験日の5日前までに受験票のコピーを送る(欠席した場合は対象外)
- 不合格後、合格発表から14日以内に合否通知書のコピーと教材一式を返送する
「受講して受験すれば必ず返金される」わけではなく、添削をきちんと提出して勉強を続けた人のための保証です。受講料はコースやキャンペーンで変わるため、申し込む前に公式サイトで最新の金額と条件を確認してください。
気になる点・注意しておきたいこと
- 試験は年1回なので、申し込みの時期と学習期間を逆算して計画を立てる必要があります。受験手数料(関西広域連合は12,800円)は受講料とは別にかかります。
- 合格後も、2年の実務を経るまでは研修中の扱いです。
- 講座の公式サイトには合格率の表示がありますが、自社のアンケートにもとづく数字です。
どんな人におすすめか
- ドラッグストアや薬局で働いていて、資格手当や役割を増やしたい人
- 未経験から医療に近い仕事に就きたい人
- 独学だと計画を立てるのが不安で、添削や返金保証のある講座で勉強したい人
通信講座で登録販売者を目指したい方へ
- 標準学習期間は3ヶ月、添削指導は5回
- テキスト・過去問題集・映像講義つき
- 全額返金保証あり(添削の提出などの条件あり)
※受講料・コースの内容や保証の条件は変わることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ
登録販売者は、受験資格の制限がなく、ドラッグストアなどで一般用医薬品の多くを販売できるようになる資格です。試験は都道府県ごとに年1回で、全国の合格率は4割台。合格後も2年の実務で一人前になるまでの流れがあるため、働きながら長い目で取り組むのがおすすめです。
通信講座で勉強するなら、全額返金保証の条件まで確認したうえで、まずは資料請求で内容を比べてみてください。


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